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2021年09月14日
お月見泥棒

9月21日は中秋の名月にあたる日です。

旧暦の8月15日を中秋の名月として、
満月を秋の実りに例えて、収穫した農作物が豊作であることを感謝し、
来年の豊作に対しての祈りを捧げていました。

 

筆者の地元である桑名市の一部地域では、毎年中秋の名月の日に「お月見泥棒」という行事が行われています。
夕方ごろから地域の方々が家の玄関先や縁側の近くにお団子やお菓子を置いて、
そのお菓子を子供たちが1、2個貰っていくという行事です。
元々、子供は月からの使者と考えられていて、
その子供たちに供えてあった団子を盗まれるのは縁起がいい、という謂れがありました。
その名残が今もその地域に「お月見泥棒」の行事として伝わっているのです。
桑名市以外にも、日本各地で似た行事が行われているようで、
調べてみると、その地域によって風習やお菓子の貰い方などに違いがあり、
筆者の出身地域では小学生までが「泥棒」として参加し、
小学校低学年までは親と一緒にまわって、中学年ごろからは自転車に乗って、友人と一緒にお菓子を集めていました。

途中で別の友人グループと会うと、まだ行っていないエリアのお菓子情報を交換したり、
その場でお互いが集めたお菓子をトレードしたりしていました。
その日は地域の方の見守りもあって、普段より遅くまで外で友人と遊べる日でもあったため、
毎年ワクワクしていたのを思い出します。

 

今年は雨や曇りの多い印象がありますが、
中秋の名月の日には綺麗な満月を見たいものです。
皆さんもすすきを飾ったり、団子を食べて暦や四季を感じてみてはいかがでしょうか。

 

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