- 2021年05月23日
- 第25回【昨今の法事】
今回は、昨今の法事についてです。
コロナ禍のなか、法事を執り行う方が激減しています。
法事に参加する人数も少ないのですが、それと共に法事自体を執り行う方も減っているのです。
忌明けの法事は行っても、1周忌や3回忌となると法事を行わない方が増えてきています。
さらに、法事のやり方も簡素化されています。
お寺様に自宅へ来ていただいて、家族や特に近しい親族(5~10名)だけで仏壇でお経をあげた後に
近くの料理屋さんへ行って食事をするというスタイルも多くなっています。
法事自体を行わないというのは、おそらく法事自体の意味をよくご存知ではないのでしょうね。
法事は人が多く集まる行事です。
コロナ禍のなかで、これまでと同じように行うことも難しくなっているようです。
私個人的には、コロナ禍だからこそ法事をしっかりと行って
家族や親族の絆を深めていただきたいと思います。
亡き人を中心に、今一度家族や親族の絆を確かめる。
そんな行事になれば、法事の必要性も感じられるのではないでしょうか。