- 2023年07月18日
- 灼熱の太陽の下
このところ猛暑日が続き、逃げ場のない暑苦しさにとまどう毎日です。
私は10年以上前に、2年間ほどオーストラリアの内陸部で生活したことあります。
そこでは、日中に気温が40度を超えるのが日常でした。
陽が高い時間、町はがらんとして人通りはほとんどなく、多くの人が家の中や大型スーパーなどで涼みながら、ゆっくりと時間を過ごしていました。
家時間がとても長いためでしょうか、オージーは私たちには考えられないような空間と時間にゆとりある生活を送っていました。
特にお金持ちだからというわけではなく。
どこの家も庭がとても広く、ちょっとした公園のようで、砂場にトランポリンやブランコ、プールがある家も少なくなかったのです。(ビニールプールではありません)
ペットとして、庭に放し飼いニワトリ何羽もいるという人が結構いて、よく産んだ卵をかごに入れて玄関先に届けて置いてくれるオージー・ママ友がいました。
週末になると、あちこちの家から賑やかな談笑と音楽が聞こえだし、夜の風を庭で涼みながら、友人知人を招いたBBQパーティが始まります。
お酒も入る大人時間ではありますが、小さな子供を側で遊ばせながら、また赤ちゃんを抱いて寝かせながらBBQパーティで大人時間楽しむ人々の姿が、普通で当たり前でした。
日本なら、「夜のお酒の場に子供がいるなんて」と冷たい目で非難を浴びせられるところですが、オージーの「子供がいても親(大人)の自由はちゃんとあります」という光景をよく見かけました。
もうすっかり忘れていましたが、
オーストラリアから帰国した時に、
〈子どものいる親としての生き方〉も
〈子どもの生き方〉も
日本では型にはめたような生活を強いられているように感じて息苦しかった記憶があります。
今ではすっかり、型にはまっているのが安心する、昭和の日本人になってしまいました。
美しい海と、大都会シドニーのイメージが強いオーストラリアで
砂漠のような内陸部、日本人が数人しかいない地でしたが、
あの猛烈な暑さの中でも、
裸足の子ども達が、ある意味で大人と対等でありながら、親(大人)の空間の中をのびのびと生きる光景は、灼熱の太陽の下、広大な荒野の中を駆ける生き様のように、潔く爽快に見えていました。
話がどこかへ反れて、熱く語ってしまいましたが・・・
「暑い時には、家の中で過ごしましょう!」
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