- 2025年11月05日
- 家紋の意味を調べてみた 第1弾:藤紋
皆さんは、ご自身の家の「家紋」はご存じでしょうか。
お葬儀の場で、家紋を目にしたことがある方も多いかと思います。
葬儀の際に着られる着物・喪服に家紋が入っていることがあるほか、会葬礼状に家紋が印刷されていることもあります。
家紋は、それぞれの家に代々伝えられる紋章で、その家系や家柄を表すものと言われています。
一つひとつの家紋には意味や思いが込められているのだとか。
今回は、藤の花をあしらった紋「藤紋(ふじもん)」に込められた意味について調べてみました。
藤紋は、数ある家紋の中でも、優美で格式高い印象を持つとされています。古くから貴族や武家の家紋として用いられ、今日に至るまで多くの家に受け継がれてきました。
藤紋の起源は、平安時代の名門藤原氏にさかのぼります。藤原氏の「藤」の字にちなんで、藤の花を家の象徴としたのが始まりとされています。以後、藤原氏の繁栄にあやかりたいという願いから、他の貴族や武家の間にも藤紋が広まりました。
藤の花は、つるを長く伸ばし、花を房のように咲かせることから、繁栄・長寿・絆を意味するといわれます。また、房を垂らす姿はしなやかで、謙虚さや優雅さを象徴するとも伝えられています。
藤紋の中にも多くの意匠が存在し、花の向きや構成によって名称が異なります。代表的なものだと「上がり藤」と「下がり藤」ではないでしょうか。

「上がり藤」は、藤の花房が上に向かって描かれた形です。
本来、藤の花は下に垂れ下がりますが、あえて上向きに表すことで「家運隆盛」「上昇」「繁栄」といった願いを込めたとされています。
上へと伸びる姿は、困難を乗り越え、未来へ力強く進む象徴でもあります。
古くは公家の家系にも多く用いられ、品格と気高さを感じさせる意匠です。

一方、「下がり藤」は、自然の藤のように花房が下に垂れた形をしています。
しなやかに下を向く姿には、優雅さや謙虚さが感じられます。
戦国武将・加藤清正の家紋としても知られ、清正が藤原氏の流れをくむことから「実直さ」や「誠実な心」を象徴する紋とされました。
「下がり藤」は、静かに咲く藤の花のように、控えめでありながらも芯のある強さを伝えています。
同じ藤紋であっても、それぞれに異なる意味が込められているようですね。
また、藤紋は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の紋としても使われており、「九条藤」とも呼ばれる種類のようです。
檀家の皆さんは、見覚えのある紋かもしれませんね。
今回は、藤紋の由来や意味について知ることができました。
皆さんも、ご自宅の家紋に調べてみると、新たな発見があるかもしれません。
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