- 2026年05月19日
- 家紋の意味を調べてみた 第2弾:牡丹紋
目次
1.はじめに
2.牡丹紋の由来と歴史
3.牡丹紋のデザインと種類
4.真宗大谷派と牡丹紋
5.おわりに
1.はじめに
皆さんは、ご自身の家の「家紋」はご存じでしょうか。
家紋は、それぞれの家に代々伝えられる紋章で、その家の歴史やルーツを象徴する大切な印です。一つひとつの家紋には意味や思いが込められているのだとか。
お葬儀の場でも、家紋を目にしたことがある方は多いかと思います。葬儀の際に着られる着物・喪服に家紋が入っていることがあるほか、会葬礼状に家紋が印刷されていることもあります。
前回の「藤紋」に続き、第2弾となる今回は、数ある植物紋の中でもとりわけ華やかで気高く、「百花の王」と称される「牡丹紋(ぼたんもん)」について調べてみました。
2.牡丹紋の由来と歴史
牡丹はもともと中国を原産とする花で、その豪華絢爛な姿から「富貴花(ふうきか)」や「百花王」と呼ばれ、富と繁栄の象徴とされてきました。日本には平安時代頃に薬用や観賞用として伝わったといわれています。家紋としても「家が代々豊かに栄えるように」という願いが込められているそうです。
平安時代末期には摂関家である近衛家が家紋として使用し始めました。当初は公家の中でも最高位の家柄のみが許される特別な紋であり、格式の高さを示す象徴的なデザインでした。
江戸時代に入ると、近衛家との縁戚関係や、その優雅な意匠への憧れから、武士の間でも広く普及していったそうです。特に津軽氏や島津氏といった大名家が用いたことでも知られ、現代でも「格式高い家紋」としてのイメージが強く根付いています。
3.牡丹紋のデザインと種類
牡丹紋の中にも多くの意匠が存在し、花の向きや構成によって名称が異なります。代表的なものだと「抱き牡丹」ではないでしょうか。

「抱き牡丹」に関わらず、牡丹紋には「代々の繁栄」や「気高さ」といった願いが込められているようです。
4.真宗大谷派と牡丹紋
牡丹紋は「真宗大谷派(お東)」の紋としても使用されています。これは、江戸時代中期に、真宗大谷派と朝廷の有力者である近衛家との間に深い関わりや姻戚関係が結ばれたことに由来しています。真宗大谷派の門徒の方であれば、お手元の仏具などに凛とした美しさを湛える牡丹の花が描かれているかもしれません。
5.おわりに
今回は、牡丹紋の由来や意味について知ることができました。
皆さんも、家紋に調べてみると、新たな発見があるかもしれません。
家紋には先祖から受け継がれてきた誇りや、家族の幸せを願う祈りが込められています。お葬儀という節目に、改めて家紋の由来を紐解いてみるのも、故人様を偲ぶ大切なひとときになるのではないでしょうか。
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