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終活博士ブログ

2020年08月31日
第10回【二人の恩師】

人生において「恩師」と呼べる方はそうそういるものではありません。
幸い、私は学生時代に二人の恩師と出会うことが出来ました。

 

一人目は竹内道雄先生です。

大学時代、ゼミの担当をして下さった先生ですが、学生時代に戦争をご経験であり、
学徒出陣でつらい思いをされたそうで、自分に厳しく人に優しい方でした。
曹洞宗のお寺のご住職でもあり、正に禅を極めた方で、質素で、物の考え方がきちんとしている方でした。

普段は仏様のように穏やかな顔をされた方でしたが、怒ると仁王のように怖い方でした。
私も一度だけ叱られたことがあります。そのときは本当に怖かったです。

大学四年のゼミの先生でしたので、進路の相談もさせていただきました。
その時、先生から「加藤君がこの先、家業を継ぐのであれば大学院に行ってはどうか」と
勧められたのがきっかけで大学院へ進む決意をしました。

もしあの時、竹内先生に出会っていなければまた違った道もあったのだろうと思います。

 

もう一人は大学院の時に指導していただいた鎌田茂雄先生です。

華厳学が専門で、中国の仏教儀礼などの研究もされており、宗教学を幅広く研究されていました。
当時、東京大学名誉教授でもあり大学内でも先生方からも一目置かれる存在でした。

宗教学・宗教史学の担当でしたが、ゼミの生徒は私一人だけでしたので
私が大学院を修了した翌年に日本文化学科に転籍されました。

鎌田先生から最初に言われたことは「大学院を二年で終了すること。その為に加藤君にはゼミとは別で
特別に私の知り合いの若い先生を紹介してあげるから、彼と一緒に勉強しなさい」と言われ、
ゼミが終わってから研究室で一時間ほど別の先生と一緒に勉強していました。

私の人生であの頃が一番勉強した時期だと思います。

鎌田先生も本当に人間の出来た方でいらっしゃいました。

宗教学会では誰もが知る著名な先生でしたが、偉ぶることなく常に優しい指導して下さいました。
とても庶民派の方で、夜は名古屋市内の居酒屋で自身が大学教授であることは明かさず、
誰とでも楽しくお酒を飲まれていたそうです。
研究だけでなく合気道も相当の腕前で、誰もが尊敬する方でした。

大学院の二年間という短い期間でしたが、鎌田先生とマンツーマンで一時間半のご指導を頂けたことは
私の人生にとっての大きな宝となりました。
先生とのお話はほとんど雑談でしたが、今となってはそれも楽しい思い出です。

特に印象深いのは、先生の部屋を訪ねるといつも辞書を読まれていたことです。
本ではなく辞書を読んでらっしゃるので「なぜ辞書を読むのですか?」と先生に尋ねると
「本は著者の思いや考えが多く入っているので、私はあまり好きではない。
それよりも物事を客観的に見て書かれている辞書の方が私は好きだ」と仰っていました。

 

私の大切な恩師はお二人とも既に他界されていますが、先生方の書かれた本を見ながら今でも時折当時の事を思い出します。

 

 

 

 

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